11月に読んだ本
2011/12/15(木) 18:03 Posted at 本・雑誌
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2011年11月に読んだ本。
数はちょっと少ないけど、どれも良作でした。
「プラチナデータ」は、最近の東野圭吾らしい作品。
国民をDNAで管理する、というありがちな設定だけれど、そこに多重人格ものが重なって、読み応えありました。
ただ、犯人は半分くらい読んだところで見当がついちゃった。
動機も意外ではなかったし、ミステリとしてはイマイチ。
「本日は大安なり」は、思っていたよりも楽しめたわ。
わたし自身は結婚式をしなかったし、これからもするつもりはないんだけど。
花嫁が会場やら演出やらにこだわる気持ちは、わからないこともなかったです。
ある大安の日に結婚式をあげる4組のカップルと、プランナーやスタッフの群像劇。
たくさんの人間が複雑に絡み合う、というほどではなかったのがちょっと残念。
でも、伏線がいっぱい張ってあって、最後にきれいに回収してくれて気持ちよかったなあ。
どの女性にも共感しやすいのも良かった。
この月は、「偉大なる、しゅららぼん」が一番好きでした。
ものすごくあり得ない設定だけど、なんかどこかにありそうなのがすごいわ。
お城も、超能力(?)が使える一族も、かなり変わっている登場人物も。
黒幕の正体は、ちゃんとわかるように書いてあるのに、想像できませんでした。
後半は展開が早くて、ハードカバー568ページもあるのにサラッと読めちゃった。
正直もうちょっと掘り下げて書いて欲しかったけど、ダレてしまうのかなあ。
12月は、すでに3冊読破。
図書館で予約している本が次々と回ってきそうなので、冊数は増えそう。
明日は「舟を編む」と「誰かが足りない」を借りられるので楽しみー。