1月に読んだ本
2012/02/18(土) 10:28 Posted at 本・雑誌
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2012年1月に読んだ本。
少ない上に、どれも余り印象に残らなかったなあ……
「誰かが足りない」は、連作短編集という好みのスタイルではあったけど、それぞれの話のつながりは薄め。
あるレストランのある日の客の、そのお店に来るきっかけを集めた話。
(ややこしくて気持ち悪い日本語になっちゃった)
なんかもう、ものすっごくおしいんだよなあ。
1ヶ月後に思い返してみて、心に残っている話がひとつもないんだもん。
ひとつひとつは、それなりにおもしろかったのに。
本屋大賞ノミネート作品だけど、人にお勧めしたいかと言えば、微妙。
既読の候補作の中での一押しは、「舟を編む」だわ。
次点で「偉大なる、しゅららぼん」かな。
「誰かが足りない」と「人質の朗読会」は、あんまり好みではなかったなあ。
「木暮荘物語」も、三浦しをんにしては微妙。
ちょいエロ連作短編集だけど、女性が書いているのでオヤジくさい気持ち悪さはなし。
セックスをしたいおじいちゃんの話が一番好きでした。
放浪者の並木は、全く共感する要素がなくてダメだったかも。
「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」は、今月読んだ中では一番おもしろかったです。
奥泉光は2冊目だけど、前作とは全く違う作風でビックリ。
こういう軽いのも書けるなんてすごいなあ。
登場人物のキャラクターがそれぞれ強烈で、ドラマ化したくなるのもうなずけるわ。
(最初の10分だけ見て、全くの別物なので見るのやめたけど)
続編が出そうなので、とても期待。
これから夫の実家に帰省するので、中途半端だけどココまで。
2月の北東北って、どれだけ寒いんだろう。
「冬に行ってみたい」と言ってしまった過去の自分に、ちょっと後悔してます……