Category : 本・雑誌

6月に読んだ本

もう7月も終わりだけど、2011年6月に読んだ本。

tiyaの本棚
2011年06月
アイテム数:5
シューマンの指 (100周年書き下ろし)
奥泉 光
読了日:06月02日
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バイバイ、ブラックバード
伊坂 幸太郎
読了日:06月06日
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四十九日のレシピ
伊吹有喜
読了日:06月08日
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新参者
東野 圭吾
読了日:06月15日
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被害者は誰? (講談社文庫)
貫井 徳郎
読了日:06月20日
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月5冊ペースなのは変わらず。
このくらいがちょうど良いのかな。

「新参者」は、図書館で長いこと待っただけのことがありました。
ミステリーとしての出来は、残念だけど普通。
でも、「ちょっといい話」がつまった短編集としてはすごく良かった。
読みながら、犯人を推理すること忘れてたくらい。

「被害者は誰?」も良かった。
キャラクターもミステリー部分もどっちも。
犯人当てじゃない、被害者当てや探偵当てってめずらしいよねえ。
パット・マガーくらいしか読んだことないんじゃないかなあ。

「シューマンの指」は、読んでいてとても苦痛だったわ。
前半はひたすらシューマン論、後半は納得いかないミステリー。
まったく期待していたような話じゃなかったです。
退屈な話を我慢して読んだのは、犯人が知りたかったからなのになあ。

7月に読んだ本も、同じくらいの数。
もっと読みたいけれど、他にやりたいことがたくさんありすぎ。

5月に読んだ本

2011年5月に読んだ本。

tiyaの本棚
2011年05月
アイテム数:5
パラドックス13
東野 圭吾
読了日:05月07日
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放課後はミステリーとともに
東川 篤哉
読了日:05月11日
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at Home
本多 孝好
読了日:05月17日
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折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)
米澤 穂信
読了日:05月25日
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作家の口福 (朝日文庫)
恩田 陸
読了日:05月29日
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先月は5冊。
少なすぎるわ。

一番おもしろかったのは、「折れた竜骨」。
米澤穂信は5冊目だけど、今まで読んだものと全然違っててちょっとビックリ。
こんなにきれいな文章が書ける作家さんだったのねー。

歴史物であり、ファンタジーであり、ミステリーである作品。
歴史とファンタジーに関しては文句なし。
物語の世界にどっぷりと入り込めて、満足。

でも、ミステリーとしてはちょっとガッカリ。
犯人、途中で予測がついちゃったわ。
もうちょっと、裏の裏が欲しかったなあ。

同様に予測できて残念、だったのは、「パラドックス13」。
世界に彼らだけ残された理由とか、序盤で分かっちゃった。
途中まではドキドキしながら読めたけど、終盤がグダグダ。
恋愛部分も、お涙頂戴部分も、ありきたりだったかな。

「作家の口福」は、有名作家さんたちの食に関するエッセイ集。
作家さんによって、おもしろかったりおもしろくなかったり。
好きだったのは、絲山秋子さん、山本文緒さん、三浦しをんさん、角田光代さん、池井戸潤さん。
逆に受け入れがたかったのは、村山由佳さん、磯崎憲一郎さん、内田春菊さん。

ああ、好きな作家のエッセイは好きなんだなあ。
好きじゃない作家のエッセイは好きじゃないんだなあ。
まあ、読んだことのない作家も含まれているけど。

主婦として共感しまくりだったのは、山本文緒さん。
確かに、一日中ごはんのこと考えているかも。
子供の頃よく母に「今晩なに食べたい?」って聞かれていたけど。
今となっては、その気持ちがよく分かるわ。
料理で一番時間が必要なのは、献立決めな気がする。

今月は、今のところ4冊。
やっぱり少ないけど、先月よりは多め。
ゼルダ3Dの出来によっては、もう今月は本を読まない可能性も……

3月に読んだ本

2011年3月に読んだ本。

tiyaの本棚
2011年03月
アイテム数:22
1Q84 BOOK 1
村上 春樹
読了日:03月01日
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女王国の城 上 (創元推理文庫)
有栖川 有栖
読了日:03月03日
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往復書簡
湊 かなえ
読了日:03月03日
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女王国の城 下 (創元推理文庫)
有栖川 有栖
読了日:03月05日
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1Q84 BOOK 2
村上 春樹
読了日:03月06日
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猫を抱いて象と泳ぐ
小川 洋子
読了日:03月06日
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生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)
法月 綸太郎
読了日:03月14日
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マボロシの鳥
太田 光
読了日:03月15日
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殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4)
西村 京太郎
読了日:03月16日
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弥勒の掌 (文春文庫)
我孫子 武丸
読了日:03月18日
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失はれる物語 (角川文庫)
乙一
読了日:03月20日
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もっと2分間ミステリ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ドナルド・J.ソボル,武藤 崇恵,Donald Sobol
読了日:03月22日
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ななつのこ (創元推理文庫)
加納 朋子
読了日:03月27日
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さまよう刃 (角川文庫)
東野 圭吾
読了日:03月27日
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我らが隣人の犯罪 (文春文庫)
宮部 みゆき
読了日:03月28日
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最多記録更新の22冊。
夫の入院と、節電のおかげかなあ。
たくさん読んだ割には、おもしろいのはあんまり多くなかったのが残念。

一番好きだったのは、「猫を抱いて象と泳ぐ」。
チェスのことなど何一つ知らなかったけど、かなり泣いてしまいました。
今のところ、小川洋子は2冊読んで外れナシだなあ。

米澤穂信の小市民シリーズも良かったわ。
「春限定~」は、キャラクター紹介のためにある感じだったので印象は薄いけど。
「夏限定~」と「秋限定~」は、小佐内さんの怖さマックスで楽しかった-。
短編集のようで、各話につながりがあるのも良かったです。

同じように「日常系の謎」である「ななつのこ」も良かった。
雰囲気が暖かくて、情報が錯綜する中、安心させてくれました。
「あしながおじさん」みたいな展開も好き。(ちょっとネタバレ?)

湊かなえはこれで3冊目だけれど、どんどん残念になっていくなあ。
「告白」だけが傑作。
あとは普通。
まあ、普通にはおもしろいんだけど。
正直、図書館で何ヶ月も待って読むものではなくなってきたかも。

4月は、読書時間すくなめ。
夫が帰ってきて、家事時間が増えたし。
早く寝るようになったし。

2月に読んだ本

マンションの設備点検の人が来るのを待っているところ。
一通りの掃除が済んで退屈なので、久しぶりに午前中に日記。



2011年2月に読んだ本。

tiyaの本棚
2011年02月
アイテム数:13
さよならドビュッシー
中山 七里
読了日:02月04日
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シティ・マラソンズ
三浦 しをん,近藤 史恵,あさの あつこ
読了日:02月08日
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聖女の救済
東野 圭吾
読了日:02月11日
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そして誰もいなくなる (C・NOVELS)
今邑 彩
読了日:02月12日
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妻の超然
絲山 秋子
読了日:02月17日
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双頭の悪魔 (創元推理文庫)
有栖川 有栖
読了日:02月19日
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夜行観覧車
湊 かなえ
読了日:02月22日
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慟哭 (創元推理文庫)
貫井 徳郎
読了日:02月23日
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光媒の花
道尾 秀介
読了日:02月26日
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民宿雪国
樋口毅宏
読了日:02月27日
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28日間で13冊。
けっこう読んだわね。

一番好きだったのは、「さよならドビュッシー」かな。
最近文庫が出たけど、これはハードカバーの方(もちろん図書館)。

一応コレ、ミステリーとして受賞した作品なんだけど。
そういう意味では、全然おもしろくないです。
トリックがクリスティの某作品とそっくりだし。
分かる人には、最初の10ページくらいで結末が予想できちゃうんじゃないかしら。

ただ、青春小説としてはとてもおもしろかったです。
ピアノのスポ根もの。
おっさん(失礼)が書いていると思えないほど、みずみずしい感じ。
ショパンやドビュッシーに関する知識があれば、もっともっと楽しめたんだろうなあ。

「妻の超然」は、今まで読んだことのない感じの本。
絲山秋子さんは初だったけど、とてもきれいな文章を書く人ね。

表題作の「妻の超然」は全く共感できなくておもしろくなかったなあ。
「下戸の超然」だけ、しっくり来る感じで楽しめました。
どっちにしても、わたしには超然とできそうもないや。

「民宿雪国」は、どう感想を書いていいのか分かりづらいお話。
ネタバレなしだと特に。
そもそも、うまく消化しきれていないような気がするわ。
身近な誰かに読んでもらって、「コレってこういうことでいいんだよねえ?」って聞きたい。

書評には「どんでん返し」って書いてあったけど、特にそういう展開はなかったような……
「いまわの際まで○○なの?」って意味に受け取っていいのかな?
それほどビックリするようなことでは無かったけど。

「図書館問題」も含めて、樋口毅宏さんは応援したい作家の1人になりました。
今のところはまだ3冊しか出版されていないので、一通り読んでみたいわ。

長時間の通院もあって、今月はよく本を読んでます。
2日で1冊行けるかなあ。

1月に読んだ本

2011年1月に読んだ本。

tiyaの本棚
2011年01月
アイテム数:12
二度寝で番茶
木皿 泉
読了日:01月03日
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ひそやかな花園
角田 光代
読了日:01月12日
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セカンド・ラブ
乾 くるみ
読了日:01月15日
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ガリレオの苦悩
東野 圭吾
読了日:01月17日
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333のテッペン
佐藤 友哉
読了日:01月22日
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心まで盗んで (トクマ・ノベルズ)
赤川 次郎
読了日:01月26日
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ヘヴン
川上 未映子
読了日:01月28日
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全部で12冊。
毎月せめてこのくらいの量は読みたいなあ。

今月は、全部図書館で借りた本だわ。
半分以上が予約したもの。
年末年始のお休みで、順番が一気に回ってきたのかな。

「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」は、初めての辻村深月。
「厨二っぽい」って言われているけど、そうでもなかったです。
登場人物が30代の女性だったからかな。

主人公みずほには全く感情移入できなかったけど、チエにはものすごく共感してしまった。
わたしは間違いなく、チエ側の人間だわ。
おそらくみずほ側のタイプの人を、ものすごくイライラさせてるんだろうなあ。
そんなの、知ったこっちゃないけど。

コレがおもしろかったのはチエに共感できたからで、主人公たちが同世代でなく学生だったらおもしろくなかった気もする。
ミステリー部分は、ちょっと物足りなかったし。
前半が回りくどくて、ちょっとイライラしたし。

久しぶりの小説以外、「二度寝で番茶」。
期待してたんだけど、ちょっとだけガッカリ。

ドラマの脚本家だけあって、テキストそのものはおもしろかったです。
でも、夫婦の対談なのに、よそよそしすぎ。
内容を見ると、「公私混同しない」ってことでもないみたいなのよね。

その分、エッセイと写真はすてき。
あんなテキストが書ける人間に生まれたかったなあ。

「ヘブン」は、とても痛かったです。
斜視の少年が、「ロンパリ」ゆえにいじめられていたから。
たぶん、わたしの方がずっとずっとひどい斜視だわ。

全編にわたって「こんな中学生いねえよ」って突っ込みたくなったわ。
ぼくもコジマも百瀬も。
二ノ宮みたいな子はいるかもしれない。

結末、もうちょっとなんとかならなかったのかしら。
ネタバレになるから書けないけど。
驚愕も感動も衝撃もなかったわ。

2月は、もうちょっと積ん読を解消したいなあ。
本棚にあるまだ読んでいない文庫、100冊以上あるし。

12月に読んだ本

2010年12月に読んだ本。

tiyaの本棚
2010年12月
アイテム数:6
法月綸太郎の功績 (講談社文庫)
法月 綸太郎
読了日:12月02日
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閉鎖病棟 (新潮文庫)
帚木 蓬生
読了日:12月05日
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死ねばいいのに
京極 夏彦
読了日:12月07日
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世迷いごと
マツコ・デラックス
読了日:12月21日
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スーパー乙女大戦
森 奈津子
読了日:12月22日
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田舎の紳士服店のモデルの妻
宮下 奈都
読了日:12月28日
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6冊かあ。
先月は少なかったのね。
「風来のシレン5」にハマりまくっていたせい。

どれもこれも、「まあまあおもしろかった」感じ。
外れもなく、大当たりもなく。

マツコのエッセイは、テレビよりもずっと毒舌で、おもしろかったです。
わたし、こんなにいろいろ考えながらテレビ見てないわ。
見ながら、勝手に文句言いまくってるけど。

ただ、これってマツコ自身がテキストを書いているわけじゃないみたい。
話しているのを録音して、ライターが書き起こしているのかな。
そこがちょっと残念でした。

「死ねばいいのに」は、☆4つにするか、かなり迷った作品。
オチは想像できたものの、展開はおもしろかったし、共感する部分もたくさんあったわ。
わたしも誰かに「死ねばいいのに」って言われている気分でした。

☆を減らしたのは、難しい漢字がちょこちょこ出てくるから。
一応文系だったし、それなりに知識はあるつもりだけど、それでも知らないのがちらほら。
もっとわかりやすく書けばいいのに。

「スーパー乙女対戦」は、ひとことで言えば「エロ本」。
女の人が書いた、女の人のためのエロ本、かなあ。
設定もぶっ飛んでいるし、キャラクターも立っているし、おもしろくて読みやすいし。
先月読んだ中では、一番のお気に入りかもしれないなあ、コレ。

あまりエロ小説は読んだことがないんだけど。
男の人の書いたものは、不自然すぎてちょっと気持ち悪いことがあるよねえ。
これはファンタジーなので、ちょっとくらい不自然でも、自然な感じ。
ああ、うちにもルクレチアちゃんが欲しいよう。

今月は、もうちょっと冊数が増えると思うなあ。
図書館で予約した本、いっぱい順番が回ってきてるし。

11月に読んだ本

2010年11月に読んだ本

tiyaの本棚
2010年11月
アイテム数:13
Anniversary50 (アニバーサリーごじゅう) (カッパ・ノベルス)
綾辻 行人,有栖川 有栖,大沢 在昌,島田 荘司,田中 芳樹,道尾 秀介,宮部 みゆき,森村 誠一,横山 秀夫
読了日:11月01日
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図書館の神様
瀬尾 まいこ
読了日:11月01日
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すーちゃん (幻冬舎文庫 ま 10-2)
益田 ミリ
読了日:11月02日
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そして扉が閉ざされた (講談社文庫)
岡嶋 二人
読了日:11月02日
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ピスタチオ
梨木 香歩
読了日:11月06日
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ストーリー・セラー
有川 浩
読了日:11月07日
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温室デイズ
瀬尾 まいこ
読了日:11月12日
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田村はまだか
朝倉 かすみ
読了日:11月14日
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法月綸太郎の新冒険 (講談社文庫)
法月 綸太郎
読了日:11月25日
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エデン
近藤 史恵
読了日:11月27日
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謎解きはディナーのあとで
東川 篤哉
読了日:11月29日
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冊数は減ったけど、良い本が多かったので満足。
残念なのも何冊かあったけど……

「すーちゃん」と「結婚しなくていいですか。」は、小説じゃなくてマンガ。
35歳女性であるわたしが読むからおもしろいのであって、男性が読んだらつまらないんだろうなあ、コレ。
共感できるところもできないところもあったけど、とてもリアルな感じ。
十代の「自分探し」話はよくあるけど、三十代では珍しい。
三十代だって、まだまだ自分探ししているのにね。

「ストーリー・セラー」は、アンソロジー文庫で読んだときは、☆5つ付けても良いほど好きだったんだけど。
今回のは、ちょっと微妙。
ネタバレになるので細かいことは書かないけど、2つめの話はない方が良かった。
1つ目の方も、改めて読むと引っかかるところがいくつか。
「彼女」はちっとも男前じゃないし、口をふさぐためにキスするなんて古くさいし。
ただ、手紙のところは何度読んでも泣けるなあ……

表紙が派手ゆえにあまり期待していなかった「謎解きはディナーのあとで」は、意外とアリ。
ミステリー部分はオーソドックスなので、キャラクターあってこそ、なんだろうなあ。
ちょっとラノベっぽかったけど、するすると読めました。
売れに売れまくっているらしいので、これを機に人気作家になって欲しいなあ。
烏賊川市シリーズの方が好きだけど。

DS「風来のシレン5」が発売されたし、さらに読むペースが落ちそうな12月。
図書館で予約して借りているものだけでも、読み切らなくては。
いま1冊借りていて、順番が回ってきたのが1冊、あと1人待ちなのが2冊。
一気に来ちゃうんだよねえ、こういうのって。