Category : 読む観る聴く

「夏への扉」

ちょっとぐったりしています。

今日は、演劇集団キャラメルボックスの「夏への扉」を見てきました。
(体力があまり残っていないので、リンクは貼らず)

いろいろと、後ろめたい気もしていたんだけど。
計画停電も、実行しない時間帯が増えてきたし。
空席を作ってしまうのが申し訳ないし。
経済を回すのが役目という気もするし。

ああ、それ以上に入院中の夫に、ちょっと申し訳なく思います。
でも、ずっと前に予約したチケットだったしね。
予定通りなら、すでに退院していたしね。
ちょっと言い訳。

お芝居自体は、おもしろかったです。
SFには興味なかったけど、ミステリばりに伏線が張り巡らされていて、原作読みたくなっちゃった。
コレは芝居よりも先に小説の方が良かったかもしれないなあ。

にしても、畑中さんの滑舌は、もうちょっとどうにかならないのかしら。
前半は特に、何て言っているのか分からない箇所がいっぱい。
もうちょっとゆっくりとしゃべってくれればいいのに。

そしてたくさんの役の演じ分けは、ベテランになるほど上手くなるねえ。
若手は、どの役になってもみんな一緒で物足りなかったです。

正直言って今回は、シナリオだけ良かった気もするわ。
原作だけ読めば満足かも。
まだ読んでないけど。



ちょっとだけ今後のこと。

夫の入院が、予定していたよりも長引きそうです。
4月初旬に、別の病院でもう一度手術をすることになりました。
詳しい話はまだ聞いていないのだけど、「経過が思わしくない」というわけではないみたい。
おそらく、「そういうもの」なんだと思います。

しばらくは、また忙しくなりそう。
日記はあまり書かないかもしれません。

2月に読んだ本

マンションの設備点検の人が来るのを待っているところ。
一通りの掃除が済んで退屈なので、久しぶりに午前中に日記。



2011年2月に読んだ本。

tiyaの本棚
2011年02月
アイテム数:13
さよならドビュッシー
中山 七里
読了日:02月04日
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シティ・マラソンズ
三浦 しをん,近藤 史恵,あさの あつこ
読了日:02月08日
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聖女の救済
東野 圭吾
読了日:02月11日
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そして誰もいなくなる (C・NOVELS)
今邑 彩
読了日:02月12日
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妻の超然
絲山 秋子
読了日:02月17日
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双頭の悪魔 (創元推理文庫)
有栖川 有栖
読了日:02月19日
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夜行観覧車
湊 かなえ
読了日:02月22日
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慟哭 (創元推理文庫)
貫井 徳郎
読了日:02月23日
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光媒の花
道尾 秀介
読了日:02月26日
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民宿雪国
樋口毅宏
読了日:02月27日
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28日間で13冊。
けっこう読んだわね。

一番好きだったのは、「さよならドビュッシー」かな。
最近文庫が出たけど、これはハードカバーの方(もちろん図書館)。

一応コレ、ミステリーとして受賞した作品なんだけど。
そういう意味では、全然おもしろくないです。
トリックがクリスティの某作品とそっくりだし。
分かる人には、最初の10ページくらいで結末が予想できちゃうんじゃないかしら。

ただ、青春小説としてはとてもおもしろかったです。
ピアノのスポ根もの。
おっさん(失礼)が書いていると思えないほど、みずみずしい感じ。
ショパンやドビュッシーに関する知識があれば、もっともっと楽しめたんだろうなあ。

「妻の超然」は、今まで読んだことのない感じの本。
絲山秋子さんは初だったけど、とてもきれいな文章を書く人ね。

表題作の「妻の超然」は全く共感できなくておもしろくなかったなあ。
「下戸の超然」だけ、しっくり来る感じで楽しめました。
どっちにしても、わたしには超然とできそうもないや。

「民宿雪国」は、どう感想を書いていいのか分かりづらいお話。
ネタバレなしだと特に。
そもそも、うまく消化しきれていないような気がするわ。
身近な誰かに読んでもらって、「コレってこういうことでいいんだよねえ?」って聞きたい。

書評には「どんでん返し」って書いてあったけど、特にそういう展開はなかったような……
「いまわの際まで○○なの?」って意味に受け取っていいのかな?
それほどビックリするようなことでは無かったけど。

「図書館問題」も含めて、樋口毅宏さんは応援したい作家の1人になりました。
今のところはまだ3冊しか出版されていないので、一通り読んでみたいわ。

長時間の通院もあって、今月はよく本を読んでます。
2日で1冊行けるかなあ。

1月に読んだ本

2011年1月に読んだ本。

tiyaの本棚
2011年01月
アイテム数:12
二度寝で番茶
木皿 泉
読了日:01月03日
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ひそやかな花園
角田 光代
読了日:01月12日
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セカンド・ラブ
乾 くるみ
読了日:01月15日
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ガリレオの苦悩
東野 圭吾
読了日:01月17日
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333のテッペン
佐藤 友哉
読了日:01月22日
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心まで盗んで (トクマ・ノベルズ)
赤川 次郎
読了日:01月26日
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ヘヴン
川上 未映子
読了日:01月28日
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全部で12冊。
毎月せめてこのくらいの量は読みたいなあ。

今月は、全部図書館で借りた本だわ。
半分以上が予約したもの。
年末年始のお休みで、順番が一気に回ってきたのかな。

「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」は、初めての辻村深月。
「厨二っぽい」って言われているけど、そうでもなかったです。
登場人物が30代の女性だったからかな。

主人公みずほには全く感情移入できなかったけど、チエにはものすごく共感してしまった。
わたしは間違いなく、チエ側の人間だわ。
おそらくみずほ側のタイプの人を、ものすごくイライラさせてるんだろうなあ。
そんなの、知ったこっちゃないけど。

コレがおもしろかったのはチエに共感できたからで、主人公たちが同世代でなく学生だったらおもしろくなかった気もする。
ミステリー部分は、ちょっと物足りなかったし。
前半が回りくどくて、ちょっとイライラしたし。

久しぶりの小説以外、「二度寝で番茶」。
期待してたんだけど、ちょっとだけガッカリ。

ドラマの脚本家だけあって、テキストそのものはおもしろかったです。
でも、夫婦の対談なのに、よそよそしすぎ。
内容を見ると、「公私混同しない」ってことでもないみたいなのよね。

その分、エッセイと写真はすてき。
あんなテキストが書ける人間に生まれたかったなあ。

「ヘブン」は、とても痛かったです。
斜視の少年が、「ロンパリ」ゆえにいじめられていたから。
たぶん、わたしの方がずっとずっとひどい斜視だわ。

全編にわたって「こんな中学生いねえよ」って突っ込みたくなったわ。
ぼくもコジマも百瀬も。
二ノ宮みたいな子はいるかもしれない。

結末、もうちょっとなんとかならなかったのかしら。
ネタバレになるから書けないけど。
驚愕も感動も衝撃もなかったわ。

2月は、もうちょっと積ん読を解消したいなあ。
本棚にあるまだ読んでいない文庫、100冊以上あるし。

12月に読んだ本

2010年12月に読んだ本。

tiyaの本棚
2010年12月
アイテム数:6
法月綸太郎の功績 (講談社文庫)
法月 綸太郎
読了日:12月02日
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閉鎖病棟 (新潮文庫)
帚木 蓬生
読了日:12月05日
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死ねばいいのに
京極 夏彦
読了日:12月07日
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世迷いごと
マツコ・デラックス
読了日:12月21日
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スーパー乙女大戦
森 奈津子
読了日:12月22日
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田舎の紳士服店のモデルの妻
宮下 奈都
読了日:12月28日
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6冊かあ。
先月は少なかったのね。
「風来のシレン5」にハマりまくっていたせい。

どれもこれも、「まあまあおもしろかった」感じ。
外れもなく、大当たりもなく。

マツコのエッセイは、テレビよりもずっと毒舌で、おもしろかったです。
わたし、こんなにいろいろ考えながらテレビ見てないわ。
見ながら、勝手に文句言いまくってるけど。

ただ、これってマツコ自身がテキストを書いているわけじゃないみたい。
話しているのを録音して、ライターが書き起こしているのかな。
そこがちょっと残念でした。

「死ねばいいのに」は、☆4つにするか、かなり迷った作品。
オチは想像できたものの、展開はおもしろかったし、共感する部分もたくさんあったわ。
わたしも誰かに「死ねばいいのに」って言われている気分でした。

☆を減らしたのは、難しい漢字がちょこちょこ出てくるから。
一応文系だったし、それなりに知識はあるつもりだけど、それでも知らないのがちらほら。
もっとわかりやすく書けばいいのに。

「スーパー乙女対戦」は、ひとことで言えば「エロ本」。
女の人が書いた、女の人のためのエロ本、かなあ。
設定もぶっ飛んでいるし、キャラクターも立っているし、おもしろくて読みやすいし。
先月読んだ中では、一番のお気に入りかもしれないなあ、コレ。

あまりエロ小説は読んだことがないんだけど。
男の人の書いたものは、不自然すぎてちょっと気持ち悪いことがあるよねえ。
これはファンタジーなので、ちょっとくらい不自然でも、自然な感じ。
ああ、うちにもルクレチアちゃんが欲しいよう。

今月は、もうちょっと冊数が増えると思うなあ。
図書館で予約した本、いっぱい順番が回ってきてるし。

11月に読んだ本

2010年11月に読んだ本

tiyaの本棚
2010年11月
アイテム数:13
Anniversary50 (アニバーサリーごじゅう) (カッパ・ノベルス)
綾辻 行人,有栖川 有栖,大沢 在昌,島田 荘司,田中 芳樹,道尾 秀介,宮部 みゆき,森村 誠一,横山 秀夫
読了日:11月01日
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図書館の神様
瀬尾 まいこ
読了日:11月01日
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すーちゃん (幻冬舎文庫 ま 10-2)
益田 ミリ
読了日:11月02日
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そして扉が閉ざされた (講談社文庫)
岡嶋 二人
読了日:11月02日
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ピスタチオ
梨木 香歩
読了日:11月06日
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ストーリー・セラー
有川 浩
読了日:11月07日
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温室デイズ
瀬尾 まいこ
読了日:11月12日
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田村はまだか
朝倉 かすみ
読了日:11月14日
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法月綸太郎の新冒険 (講談社文庫)
法月 綸太郎
読了日:11月25日
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エデン
近藤 史恵
読了日:11月27日
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謎解きはディナーのあとで
東川 篤哉
読了日:11月29日
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冊数は減ったけど、良い本が多かったので満足。
残念なのも何冊かあったけど……

「すーちゃん」と「結婚しなくていいですか。」は、小説じゃなくてマンガ。
35歳女性であるわたしが読むからおもしろいのであって、男性が読んだらつまらないんだろうなあ、コレ。
共感できるところもできないところもあったけど、とてもリアルな感じ。
十代の「自分探し」話はよくあるけど、三十代では珍しい。
三十代だって、まだまだ自分探ししているのにね。

「ストーリー・セラー」は、アンソロジー文庫で読んだときは、☆5つ付けても良いほど好きだったんだけど。
今回のは、ちょっと微妙。
ネタバレになるので細かいことは書かないけど、2つめの話はない方が良かった。
1つ目の方も、改めて読むと引っかかるところがいくつか。
「彼女」はちっとも男前じゃないし、口をふさぐためにキスするなんて古くさいし。
ただ、手紙のところは何度読んでも泣けるなあ……

表紙が派手ゆえにあまり期待していなかった「謎解きはディナーのあとで」は、意外とアリ。
ミステリー部分はオーソドックスなので、キャラクターあってこそ、なんだろうなあ。
ちょっとラノベっぽかったけど、するすると読めました。
売れに売れまくっているらしいので、これを機に人気作家になって欲しいなあ。
烏賊川市シリーズの方が好きだけど。

DS「風来のシレン5」が発売されたし、さらに読むペースが落ちそうな12月。
図書館で予約して借りているものだけでも、読み切らなくては。
いま1冊借りていて、順番が回ってきたのが1冊、あと1人待ちなのが2冊。
一気に来ちゃうんだよねえ、こういうのって。

「サンタクロースが歌ってくれた」

もう一週間前になっちゃったけど、演劇集団キャラメルボックスのクリスマス公演、「サンタクロースが歌ってくれた」の初日を観てきました。
この間観たアナザーキャスト版の、正規キャストの方ね。(日本語が変かも)

ストーリーや舞台セットや音楽やたいていの台詞は同じなのに、全くの別物でした。
ここまで違うお芝居になるとは思っていなかったので、ビックリ。
違うのは、キャストと衣装とギャグくらい?

でも、圧倒的にアナザーキャストの方が良かったなあ。
正規キャストの方が良かったのは、「ゆきみ」と「すずこ」くらい。
監督や有島夫人などのちょい役は、どっちも良かったけど。

この公演の目玉は、「上川隆也、近江谷太朗、西川浩幸が久しぶりに集結した」っていうところだと思うんだけど。
前回公演のことは知らないし、わたしにとっては特別な感慨はなかったです。
オールドファンはたまらないのかなあ。

逆に、三人とも年を取りすぎていて、ちょっと不自然。
芥川と文が、恋人同士に見えないもんなあ。
西川さん46歳、じっきー28歳だもんねえ。

ちなみにアナザーの方は、あつをさん38歳、伊藤さん45歳。
こっちは、とても自然に、恋人同士に見えました。
女優は化けるけど、男優は化けづらいのかしらね。

太郎と警部も、ある程度若い人がやった方が、違和感なく入り込めたわ。
とくに警部はアクション(?)があるから、30代前半の阿部丈二の方がおもしろかったです。
あの電車のシーンを見るためだけに、DVD(が出たら)買いたいくらい。

劇団の歴史が長くなるにつれて、こういう公演が増えていくのかな。
そして、わたしもそういうのを望むようになっていくのかな。
一応、見始めてもう8年以上になるんだけどね。

アナザーキャスト

昨日は、「サンタクロースが歌ってくれた」アナザーキャストバージョンを観てきました。

ファンクラブの抽選で予約したチケットは3列目で、久々に前の方で楽しみにしてたんだけど。
行ってみたら、1~2列目がなくて、最前列でした。
センターブロックではなかったけど、サブセンターの中でもセンター寄りで、舞台が近い近い。
けっこう贅沢だったわ。

初日だけあって、台詞かみまくりだったり、幕がうまく下りなかったり、前説のマイクのコードがつっかかったりしたけど。
お芝居そのものは、とても良かったです。
毎度毎度同じことを言っている気もするけど、本当に良かったんだもん。

メインキャストの方はまだ観ていないんだけど、こっちがメインでも全然おかしくないくらい。
岡田達也、大内厚雄、岡内美喜子辺りは、普段も主役をよくやっているしね。

阿部丈二は、いつの間にかいい役者になったなあ。
去年のクリスマス公演以前は、全く記憶に残っていないのに。
「シラノ」の芝居がかった役もよかったけど、警部のキャラクターにもマッチしてたわ。

そして真柴あずきと伊藤ひろみも、ちゃんと16歳の女学生に見えてビックリ。
特に伊藤さんは、8歳の少女でも無理がなく、アラフィフの子持ちには見えないわ-。
石川寛美も合わせて、ベテラン勢は安定感があって、安心して観ていられました。

メインキャストの方も楽しみだなあ。
誰がどの役をやるんだろ。

そういえば、今回のは衣装も好きでした。
メイド服といい、「はいからさん」風はかまといい、大正時代っぽくて。
あのトナカイのリュックサック、すっごく欲しいわ。