Category : 読む観る聴く

みき丸キューピー

みき丸キューピー発売。
ビックリー。

ご当地キューピーは、独身のころに集めていました。
旅行に行くたびに2~3個買っていたような気がするわ。
どれもかわいくて、1個に決められなくて。

引っ越ししてから、あまり余計なものを持てなくなったので、泣く泣く処分。
携帯のストラップは使わないし、コレクションとして飾るワケじゃないし。
ときどき取り出して眺めては、ニコニコするだけの用途だったなあ……

どうしよう。
コレ買っちゃおうかなあ。
かわいいし。

800円は、ちょっと高いよねえ?
ご当地キューピーは、500円のものが多いのに。

とりあえず売り場に行ってみて、欲求が抑えきれなくなったら買っちゃいそう。
いっそのこと、劇場に行く26日までに完売してくれれば、迷わなくて済むんだけど。

6月に読んだ本

2010年6月に読んだ本(作家50音順)

我孫子武丸「さよならのためだけに」
有川浩「レインツリーの国」
磯崎憲一郎「終の棲家」
恩田陸「図書室の海」
角田光代「人生ベストテン」
桐生操「知れば知るほど淫らな世界史」
小泉喜美子「弁護側の証人」
東野圭吾「ある閉ざされた雪の山荘で」
矢崎存美「ぶたぶた」

全部で9冊。
先月が17冊だったので、半分くらいに減っちゃったのね。
iPhone4の情報収集で頭がいっぱいだったからなあ。

あと、間取りの関係で、夫が寝た後に本が読めなくなった、というのもあるかも。
寝室にエアコンがないから、居間との境の引き戸を開けっ放しにしておかないと暑いの。
開けっ放しだと、どうしても光が漏れちゃうし。

おもしろかったのは、「さよならのためだけに」。
ミステリーのつもりで読み始めたら、そういう要素がまるでなくてビックリ。
甘ったるくない恋愛小説、かなあ。
ラストは想像できたけど、そこまでの課程がよかったわ。
「ちょっとダメ男」と「気の強いしっかり女」の組み合わせは、「かまいたちの夜」みたい。

続編を読み始めるための再読だったけど、やっぱり「ぶたぶた」も良かったなあ。
ほこほこできるし。
殺伐としたミステリーを読むことが多いので、たまにこういうの読むと和むわ。

「終の棲家」は、ビックリするほどつまらなかったです。
ブランチ読書コーナーの特集を見て、かなり楽しみにしていたのにー。
本当にコレ、芥川賞取ったの?
魅力的な人は出てこないし、ワクワクするような設定もなし。
図書館で借りた本で良かった。

7月はもっとたくさん読みたいけど。
5日現在、読了は一冊。
6月と同じようなペースになっちゃいそうね。

「レインツリーの国」

有川浩の「レインツリーの国」を読みました。
以下、読んでない人には、かなり分かりづらい感想(のようなもの)。

有川さんは「ライトノベル作家」の印象しかなく、全く興味がなかったんだけど。
「Story Seller」というアンソロジーの中の短篇がとても良かったので、読んでみました。
本を読んであんなに泣いたのは久しぶりだったから。

障害者のネット恋愛がメインテーマだったので、共感しつつ読みました。
20代後半を思い出すなあ……
確かに自分もこんな感じだった気がするわ。

ヒロインの「ひとみ」は聴覚障害者で、かつ「めんどくさい」性格の持ち主。
わたしも障害者ってところを取っ払っても、かなり面倒な自信あります。
30代に入って(結婚して?)多少落ち着いてきたとは思うけど。

ネット上では健常者として振る舞いたい気持ち、わかるわー。
夢の世界のなかくらいは、普通の女の子でいたいのよね。
わたしも最初の3ヵ月は隠してました。
ウソをついているのが苦痛で、公表してしまったけれど。

でも、直接会う人には、自分の障害のことはちゃんと話しておいたなあ。
外見でわかってしまう、というのもあるけど。
階段が苦手だったり人目が気になったりで、相手に迷惑がかかったら申し訳ないもの。

だから、ひとみが障害のことを内緒にしたまま会ったのは理解できないです。
次につなげたいから会うわけでしょ?
気づかれなかったとしても、「また会おう」って展開になるのが自然でしょ?

女性の同僚にいじめられたままでいるのも、共感できなかったわ。
わたしなら、「わたしの障害はこういうのだから、できればこういう風にしてほしい」って言うもん。
そうしなければ、仕事にも支障が出ると思うのよね。

作者の身内に障害者がいるのかと思ったけど、そうではないらしい。
参考文献や、聴覚障害者へのアンケートで、この作品を書いたようです。
すごーい。
体験談を、ねじまげずそのまま書いてくれたのだなあ、きっと。

恋に悩んでるときに読みたかったなあ。
きっと元気になれたと思うわ。

「バイ・バイ・ブラックバード」

昨日は、キャラメルボックスのお芝居を観てきました。
「バイ・バイ・ブラックバード」

いつものように、おもしろかったです。
わたしの中では、「キャラメルボックスの中の平均点」。
良かったけど、泣くわけでも、心を激しく揺すぶられるわけでも、なかったので。

16歳から先の記憶を失ったら、そりゃ悩むと思います。
でも、どうしても記憶を取り戻したい、とは思わないかなあ、たぶん。
1000人に1人、なんて低確率だったら。
無理やり納得して、そのまま生きていくと思うわ。

ああ、ナツカの○○は△△だと思っていたのに、××でビックリ。
制作総指揮の方のブログには、「ミステリー好きの人に見抜かれた」って書いてあったけど、全然分からなかったわ。
お兄さんの態度も、きわめて自然に見えたし。
どこかに複線があったっけ?

あと、鍛冶本くんの演技が、とっても「劇団四季」的で苦笑。
あんなにハッキリと発音しなくてもいいのにー。

ロビーでグッズの割引セールをやっていたけど。
これ以上しまう場所もないので、断念。
DVDとか、ほとぼりが冷めたころに転売したら、もうかるんじゃないだろうか。

5月に読んだ本

5/31の誕生日は、読書で始まり読書で終わりました。
夫は早めに寝てしまうので、日付が変わる瞬間はたいてい1人で本を読んでいるから。

もともと本は好きだったんだけど、ほとんど読まなかった時期があるので、それほど量は読んでいないです。
中高生のときに、もっと読んでおけば良かった。
年に数冊しか読まなかったもんなあ……

昨年2月の結婚を機に、読み終わった本はほとんど処分してしまったんだけど。
クローゼットの隣に、小さな本棚スペースを作ってもらったので、また買っています。
狭いので、ほとんど文庫ばっかりだけど。

最近は、また読書熱が復活してます。
やっぱりおもしろいから。

2010年5月に読んだ本(作家50音順)

赤川次郎「幽霊暗殺者」
赤川次郎「幽霊社員」
歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」
歌野晶午「放浪探偵と七つの殺人」
歌野晶午「密室殺人ゲーム王手飛車取り」
歌野晶午「密室殺人ゲーム2.0」
江國香織「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」
桐野夏生「東京島」
桐生操「世界性生活大全」
辻真先ほか「探偵Xからの挑戦状」
西村京太郎「十津川警部 哀しみの余部鉄橋」
西村京太郎「寝台特急『はやぶさ』の女」
法月綸太郎「雪密室」
東野圭吾「仮面山荘殺人事件」
三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」
湊かなえ「告白」
吉田修一「横道世之介」

全部で17冊。
2日に1冊くらいのペースね。

意識してなかったけど、かなり偏ってるわねえ。
国内のミステリーばっかり。

歌野晶午は短篇アンソロジーから入って、ハマりました。
今月だけで4冊も読んでいるのね。
「葉桜の季節に君を想うということ」は賞を取っているだけあって、見事にだまされたわ。
「密室殺人ゲーム」シリーズも、短篇のような長篇で楽しかったです。

ほかにおもしろかったのは、「東京島」「まほろ駅前多田便利軒」「告白」「横道世之介」あたり。
とくに「告白」は、一気にするすると読めました。
語りの部分が多くて読みやすいし、意外なラストでビックリ。
文章の美しさや、まとまり感にこだわる人は、ちょっと気持ち悪く思うかも。

6月もたくさん本を読みたいけれど、ゲームにハマっているのでガッツリ減るかも……
スーパーマリオギャラクシー2、難しいけどおもしろいわ。

「東京島」

桐野夏生の「東京島」、読み終わりました。

桐野夏生はグロテスクな描写が多いイメージで、敬遠していた作家さん。
思い切って読んでみたのは、映画版の「東京島」の設定がおもしろそうだったから。
ちょうど文庫化されたところだったし。

思っていたよりも、ずっと読みやすかったです。
食わず嫌いしていたんだなあ。
手に取ってみて本当に良かった。

この本を読んだ人は、「もし自分も漂流したらどうなるだろう」って想像すると思うんだけど。
わたしは女であり妻でもあるから、「自分も清子みたいになるのかなあ」って考えちゃった。
たぶん、そこに行き着く前に自分で死んじゃうだろうなあ。
面倒なこと、大嫌いだから。

これ、元になっている実話があったらしくてビックリ。
アナタハンの女王事件
本当に近い状況のようで、さらにビックリ。
小説の方は、ラストがより劇的にアレンジしてあって、読み応えありました。

映画版のキャストは、正直微妙かなあ。
木村多江はいいとして、ワタナベが窪塚洋介っていうのはどうよ?
ムービーも見たけど、無人島生活なのに衣装がきれい過ぎるし。

でも怖いもの見たさで見に行っちゃうかも。
行かないかも。

「アバター」 / 「カールじいさんの空飛ぶ家」

GW終盤、ヒマだったのでDVDをレンタルしました。
ちょうどTSUTAYAで「4枚1000円」のキャンペーンをやっていたので、欲張って4枚借りることに。

借りたのは、以下の4枚。
・「アバター」(ブルーレイ)
・「マンマ・ミーア」(ブルーレイ)
・「ラフマニノフ ある愛の調べ」(DVD)
・「カールじいさんの空飛ぶ家」(ブルーレイ)

レンタル代は夫が出してくれたので、上の3本が夫のチョイス。
「カールじいさん」は、私のチョイス。

興味のない「ラフマニノフ」以外は全部見たけど、「カールじいさん」が一番おもしろかったです。
もともとディズニー映画が(わりと)好きだし。

序盤から、けっこう泣きっぱなしでした。
映画を見てガッツリ泣いたのは、ホントに久しぶりー。
とくに、終盤で「冒険ブック」を見るところが、もう……

「そもそも風船で家を飛ばせるのか」とか、納得できないところもあるけど。
ディズニーだし、子供向け作品だし、細かいこと気にしなくてもいいのかねえ。

それに比べて、「アバター」は……
3Dはどうだかわからないけど、2Dでは見る価値なし。
なんでアカデミーの作品賞候補になったのか、わからないくらい。

どうやらブルーレイ版には不具合があるようで、チャプターが変わるごとに、画面下にチャプターメニューが表示されちゃうの。
それがうっとうしくてうっとうしくて。
ちっとも世界に入り込めないわ。
字幕とかぶっていて読めないことがあったし。

たしかに、映像はリアルですごかったけど。
それだけ。
ストーリーがありきたりで、途中寝ちゃったし。

やっぱり映画館で見るべき映画だったのかしらね。
そうとう見たくなければ、わざわざ1800円+交通費出したくないけど。